英検の新しい級 準2級プラスとは?レベルは?受けるメリットは?
皆様こんにちは。
千葉県の英会話スクール兼英語塾 マーガレット外語学院です。
2025年度から、英検に新しい級「準2級プラス」が加わることをご存知でしょうか?
今回は、英検準2級プラスがどのようなものなのか、その背景や受験生にとってのメリットについて詳しくご説明します。
準2級プラスとは?
「準2級プラス」とは、準2級と2級の間に位置する新しい英検の級です。
英検協会は、2級に進む前に生徒が感じる「高い壁」を乗り越えるためのステップとして、この級を新設しました。
この級は、「前向きに」「ポジティブに」「プラスに」といった学習意欲を高めるための身近な目標級として活用されることを目指しています。
準2級プラス新設の背景
文部科学省が掲げる「第四期教育振興基本計画」において、高等学校卒業段階での英語力の向上が求められています。
英検協会は、特に高校2年生の英語力の伸び悩みが問題であることを指摘し、その解決策として「準2級プラス」を導入しました。
準2級までの級は、通常1年ごとに合格を目指すことができるのに対して、2級は合格までに約2年ほどかかることが多いです。
そのため、この長い期間に学習意欲が低下することを防ぐために、準2級プラスが重要な役割を果たします。
準2級プラスのレベル
- 準2級プラスは、準2級と2級の間に位置し、社会的な話題や抽象的な内容を扱う問題が出題されます。
- 語彙や構文は2級ほど難しくはないものの、準2級よりも難易度が高くなっています。
準2級プラスは、高校2年生終了程度の英語力を測るものであり、CEFR(セファール)のA2レベルに相当します。
これは「基礎段階の言語使用者」を意味し、基礎的な英語力を確実に身につけている段階です。
これに対し、2級はCEFRのB1レベル(独立した言語使用者)に相当します。
準2級プラスの合格スコアは、1次試験が1402点、2次試験は427点で、合計1829点以上で合格となります。
※準2級の場合は、1次試験が1322点、2次試験は406点で、合計1728点以上で合格。
※2級の場合は、1次試験が1520点、2次試験は460点で、合1980点以上で合格。
準2級プラスの試験内容
準2級プラスの試験は、筆記試験、リスニング試験、スピーキング試験の3つのセクションに分かれています。
それぞれの試験形式は以下の通りです。
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筆記試験(85分)
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- リーディング問題:31問(短文の空所補充、長文の語句補充、内容一致問題)
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- ライティング問題:2問(英文要約25~35語、意見論述50~60語)
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- リスニング試験
- 第1部:会話問題(No.1~No.15)
- 第2部:説明文問題(No.16~No.30)
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- スピーキング試験:
- 音読、文章に関する質問、絵に関する質問、受験者の意見を問う質問で構成されています。
- スピーキング試験:
- リスニング試験
スピーキング試験では、黙らずに知っている語彙を活用しながら会話を楽しむ姿勢が重要です。
準2級プラスの特徴
準2級プラスの問題形式は、2級に向けたステップアップとして、準2級より高度な内容が問われます。
例えば、ライティング問題では、短い文章を要約するスキルと、自分の意見を50語程度で述べるスキルが必要です。
また、リーディング問題では、長文読解や語彙力が問われますが、文法問題よりも語彙に焦点を当てた形式が特徴です。
これらの問題を通じて、生徒は自分の英語力を確認し、2級に向けての学習方法が正しいかどうかを見極めることができます。
準2級プラスに合格することで、2級合格への自信が高まり、次のステップに進む意欲がさらに強化されるでしょう。
準2級プラスに向けた効果的な学習方法
準2級プラスに向けた学習では、以下のポイントを重視することが成功へのカギです。
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リーディング力の強化:
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準2級プラスのリーディング問題は、語彙力を試すものが多いため、幅広い語彙の習得が必要です。
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また、長文問題の内容一致問題にも取り組み、文章全体の理解力を高めましょう。
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ライティング力の向上:
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要約問題や意見論述問題では、論理的に構成された文章を書くスキルが求められます。
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普段から自分の意見を短い文章でまとめる練習を行いましょう。
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リスニング力の向上:
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2級と同じ形式でリスニング試験が実施されるため、日常的に英語を聞く機会を作り、リスニング力を磨いておくことが重要です。
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スピーキング力の向上:
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スピーキング試験では、自分の意見をスムーズに話すことが求められます。
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英語で考え、英語で話す練習を重ねておきましょう。
準2級プラスを受験するメリット
準2級プラスを受験することには、次のようなメリットがあります。
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学習意欲の向上:
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準2級から2級に進む際のハードルが低くなり、学習者が途中で挫折することなく、着実に目標を達成できるようになります。
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英語力の確認:
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準2級プラスを受験することで、自分の2級に向けた学習が適切かどうかを確認し、効果的な学習を進めることができます。
準2級プラスは、準2級と2級の間に存在する壁を乗り越えるためのステップです。
この級を通じて、準2級合格後もモチベーションを下げることなく、確実に英語力を高め、2級合格に向けた道筋を描くことができるでしょう。
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