マーガレットコラム

IQ(知能指数)と英語力の関係は?

公開:2024.12.12

皆さまこんにちは。

千葉県の英会話スクール兼英語塾 マーガレット外語学院です。

 

突然ですが、「IQ(知能指数)」という言葉をご存知ですか?

 

頭の良さを表す指標のようだけれど、詳しくは分からない。」

 

「自分のIQも子供のIQも知らない。」

 

という方が多いのではないでしょうか。

 

 

このコラムでは、IQと英語力の関係について分かりやすく解説します!

 

 

 

 

IQ(知能指数)とは?

 

IQとは “Intelligence Quotient” の略です。

 

日本語では「知能指数」と訳されます。

 

IQ(知能指数)は、人が物事を理解し、解決する能力を数値で表したものです。

 

この数値が高いほど、記憶力や学ぶスピードが優れていると言われています。

 

 

こちらは、IQの分布を表すグラフです。

 

・分布:

 全体の68%の人がIQ85~115の範囲に収まります。

 

・平均:

 IQの平均は100とされます。

 

・高IQ:

 IQ130以上は人口の2%

 IQ145以上は人口のわずか0.1%

 

 

 

1960年代~1980年代、日本の多くの公立小学校では知能検査が定期的に実施されていました。

 

しかし、1980年代後半から1990年代にかけて、知能検査の結果を教育現場で使用することへの批判が高まり、多くの学校で廃止されたと言われています。

 

 

では、英語のような新しい言語を学ぶ時に、IQはどのような影響を与えるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

IQと英語力の関係

 

IQと英語力にはどのような関係があるのでしょうか。

 

IQが高い人は、記憶力や論理的思考力が優れているため、英語の文法や読解力で有利になる可能性があります。

 

 

特に、IQは「メタ言語能力」と関係が深いと言われています。

 

「メタ言語能力」とは、言葉を分析し、文法や意味を考える力のことです。

新しい言語を学ぶ際に必要な能力とされています。

 

例えば、英語の文法パターンを把握したり、新しい単語の意味を考えたりする際に役立ちます。

 

 

 

そうなると、IQが高いお子様は英語の文法や読解力で有利になる可能性が高そうに感じますよね。

 

 

しかし、英語を話す力や聞き取る力にはIQ以外の要素も大きく関係しています。

 

つまり、IQが低くても英語学習で成功するチャンスは十分にあるのです。

 

 

 

 

英語力を伸ばす環境の重要性

 

IQが高ければ確かに理解力や記憶力が良くなる面はありますが、英語力全般を伸ばすためには以下のような要素も大変重要です。

 

 

  1. 学ぶ意欲
  2. 学習に興味を持ち、楽しく取り組むことが記憶力や集中力を高めます。

 

  1. 実際の場面での学び
  2. 英語を日常的に使う環境での学びは、頭に定着しやすいと言われています。

 

  1. 例えば、友達や家族との英会話の機会を増やすことが効果的です。

 

  1. チャレンジ精神
  2. 失敗を恐れず、積極的に英語で話してみることが上達への近道です。

 

  1. リラックスできる環境
  2. お子様が英語で話す際に不安を感じると、脳の働きが低下し、自然に話す力が出にくくなります。
  3. お子様が安心して学べる環境を整えることが大切です。

 

したがって、リラックスした状態で英語を使うことができるようにサポートすることがとても大切です。

 

 

 

 

 

日本人の英語力の現状と課題

 

では、日本の英語力は実際どのような状況なのでしょうか。

 

 

実用的な英語力の不足

 

日本人で実際に使えるレベル(CEFR B2レベル以上)の英語力を持つ人はわずか約7%とされています。

 

これは世界平均25%をかなり下回っており、日本人が実用的な英語を使うにはまだまだ課題が多いことがわかります。

 

また、英語試験のTOEIC(990点満点)では、日本の2022年の平均点は561点で、比較対象41カ国中28番目と低い位置にあります。

 

特に話す力(スピーキング力)に関しては、多くの日本人が苦手とする分野です。

 

 

 

 

 

日常生活での英語使用の少なさ

 

英語力を高めるためには、「実際の場面で覚える」ことが大切だと言われています。

 

東北大学の研究では、実際に英語を使う環境で学ぶ方が記憶に残りやすいとされています。

 

 

子供が英語を使う機会が多ければ多いほど、自然と自信がつき、様々な場面で適切に使えるようになることがわかっています。

 

しかし、日本では日常的に英語を使う機会が少ないため、上達に時間がかかるのが現状です。

 

 

 

 

 

教育システムの影響

 

日本の教育では、英語がテストで評価されることが多いため、「間違えること」を恐れる心理が強まり、実践的な英語力が育ちにくいことも課題とされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

効果的な英語学習方法

 

コミュニケーションを重視した学習

 

今の日本の教育では、コミュニケーションを重視した学び方が取り入れられています。

 

これは、英語で話す場面やシチュエーションを設定して、実際の会話に近い形で学ぶ方法です。

 

お子様が英語を「使う」機会を増やすことが、英語力向上につながるとされています。

 

 

 

 

子供の個性に合わせた指導

 

英語学習にも「個人差」があります。

 

お子様の得意な部分を伸ばし、苦手な部分をサポートすることが重要です。

 

また、お子様が英語に不安を感じている場合、ゆっくりと、やさしい場面から英語に慣れていくことが効果的です。

 

 

 

 

グリッド(やり抜く力)を高める

 

「グリット」とは、目標に向かって粘り強く努力する力のことです。

 

中部大学の研究によると、このやり抜く力が英語力向上に関わっているとされています。

 

お子様が目標を持って、少しずつでも続けていくことが、英語力を着実に伸ばす秘訣です。

 

お子さんの粘り強さを少しずつ高めるように、周囲の大人は応援したいですね。

 

 

 

 

音韻の短期記憶能力の向上

 

音韻の短期記憶能力とは、分かりやすく説明しますと、「音を短い間覚えておく能力」のことです。

 

例えば、電話番号を聞いてすぐにメモするとき、その番号を頭の中で何度も繰り返す能力のことです。

 

音韻の短期記憶能力が高いと、単語を覚えやすくなります。

 

また、長い英文を聞き取るリスニング力の向上、発音の上達にもこの能力は必要と言われています。

 

音韻の短期記憶能力は、訓練で向上させられると言われています。

 

 

 

最後に

 

日本人が英語力を伸ばすためには、IQも無関係ではありませんが、それ以上に英語を使う環境学びの姿勢が大切です。

 

お子様がリラックスして楽しく英語に取り組める環境が、英語力向上の鍵となります。

 

 

マーガレット外語学院では、個々の特性に応じた学習と実践の場を提供しています。

 

英語を「使う楽しさ」を一緒に体験し、未来につながる英語力を育みましょう。

 

 

英語学習の道のりは長いですが、一歩ずつ続けることで必ず力がついてきます。

 

お子様が楽しみながら学び続けられるよう、当学院では経験豊富な講師がサポートいたします。

 

内向的なお子様の英語学習に関しては、こちらのコラムをお読みください。

うちの子は内向的だから、英語のコミュニケーションには向いていないかも…とご心配のご両親へ

 

 

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