英検は大学受験に有利?英検は役に立たない?
皆様こんにちは。
千葉県の英会話スクール兼英語塾 マーガレット外語学院です。
今回は、お子さんの大学受験について考え始めている方に向けたコラムです。
英検が大学入試でどれほど役立つのか、わかりやすくお話しします。
まず、結論から言うと、英検は大学入試で非常に有利になる可能性が高いです。
具体的にどう有利なのか、見ていきましょう。
大学入試でのメリット
近年、社会で英語力がますます必要とされるようになっているため、大学入試においても、一度の入試だけで英語力を判断するのではなく、英検などの資格試験を重視する大学が増えてきています。
英検を持っていると、大学入試で3つの大きなメリットがあります。
- 1.出願資格として認められる
- 2.試験の点数に加点される
- 3.英語の試験が免除される
早稲田大学
例えば、早稲田大学の国際教養学部では、英検取得者に対して入試で有利な措置が設けられています。
1.英語4技能テスト利用方式:
- 国際教養学部では、一般入試において英語4技能テストのスコアに応じて加点が行われます。
- 2.加点システム:
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- 英検1級合格:20点加点
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- 英検準1級合格:14点加点
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- 英検2級合格:7点加点
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- 英検準2級以下合格:0点加点(出願は可能)
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- 国際教養学部では英検の合格級のみが評価され、CSEスコアは問われません。
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- 英検1級合格者は20点加点、準1級は14点加点、2級は7点加点されますので、入試の総得点に大きな影響を与えると言えます。
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- 英検で高い級を取得することで、入試を有利に進められる可能性が高まります。
- 早稲田大学国際教養学部を目指すのであれば、高校1〜2年生のうちに英検2級以上を取得しておくことがお勧めです。
慶應義塾大学
慶應義塾大学文学部では、英検のスコア提出で英語試験が免除される方式があります。
- 1.英検の CSE 総合スコアが 2500 点以上
- 2.2023年1月1日から2024年12月31日の間に受験したもの
- 3.一般選抜の出願期間中にスコアを提出できること
注目すべきは、受験した級や合否は問われないことです。
京都大学
京都大学 農学部 食品生物科学科の特色入試では、英検などの外部資格で出願できる基準があります。
法政大学
立命館大学
立命館大学国際関係学部では、下記の通りとなっています。
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IR方式(英語資格試験利用型):
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- 英語外部資格試験を活用した方式で、出願には英検の場合は2級以上が求められます。
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- 大学の独自試験と英検スコアの換算得点を合計して合否判定が行われます。
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共通テスト方式での特例措置:
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- 英検準1級以上を取得している場合、大学入学共通テストの英語を満点に換算して合否判定が行われます。
このように、立命館大学国際関係学部においては、英検はIR方式の出願要件を満たすため、または共通テスト方式で有利に働く特例措置として利用されます。
その他の大学
その他の大学(中央大学、明治学院大学、関西学院大学など)で英検が出願資格になっていたり、英語試験が免除されたりします。
是非、大学HPから入試要項を調べてみて下さい。
気を付けて!