- 勝田台校
子どものやる気を引き出したい保護者の方へ
皆様こんにちは。マーガレット外語学院勝田台校です。
勉強してほしいのに、子どもは「後で!」とゲームばかり…。
このような日常、きっと多くの保護者の方が経験しているのではないでしょうか?
でも、ちょっとした工夫で「勉強しなさい」と言わなくても、子どもが自分から机に向かうようになるかもしれません。
今回は、心理学の「自己決定理論」を活用した方法をお伝えします!
自己決定理論は、アメリカの心理学者エドワード・デシとリチャード・ライアンが提唱したもので、やる気を引き出す3つのカギを挙げています。
1. 自律性:自分で決めたという感覚
2. 有能感:自分にはできるという自信
3. 関係性:愛されている、認められているという実感
この3つが満たされると、人は「やりたい!」という気持ちになりやすくなるのです。
逆に言うと、
1.自分で決めさせてもらえない
2.自信が持てない
3.愛されていない、認められていないと感じる
このような気持ちの子供に、「勉強しなさい」と言ってもやる気は起こらないということになります。
よくある日常のシーンと工夫
1. 自分で選ばせる
例えば、子どもに「今日の宿題やりなさい!」と言ったとき、「えー、今はやりたくない!」と抵抗された経験はありませんか?
そんなときは、「どの順番でやる?漢字を先にする?それとも算数?」と選択肢を与えてみましょう。
これだけで子どもは「自分で決めた」と感じ、やる気が少しアップします。
さらに、「宿題する場所」を選ばせることも効果があります。
「リビングのテーブルでやる?それとも自分の机?」というだけでも効果的。
意外と「じゃあ今日はリビングで!」と言って、スムーズに始めてくれることもあります。
2. できる喜びを感じる
「全然覚えられない!」とプリントを投げ出す子ども。
これは課題が難しすぎるサイン。
まずは、小さな成功体験を積むことが重要です。
例えば、漢字ドリルなら簡単なところだけでも「5個書けたね!すごい!」と褒めてあげましょう。
「できる!」と思えば、子どもは次の挑戦に進みやすくなります。
子どもが苦手な単語の復習をする時に「ママに問題を出して!」とお願いしてみるのも良いです。
保護者が間違えた問題は逆に子供の記憶に残りやすくなるかもしれません。
3. 一緒にやる時間をつくる
「子どもが集中しない」と悩む方も多いですが、親子の時間を少し増やすだけで変化が見られることがあります。
一緒に机に座って「ママも読書するね」と言えば、子どももつられて学習を始めることがあります。
大切なのは「頑張りを見てくれている」という安心感です。
さらに、子どもが頑張った後に「すごく頑張ったね。ママも見ててうれしかったよ!」と声をかけると、「もっと見てもらいたい」という気持ちにつながります。
「勉強しなさい!」を封印し、「どうしたら楽しく勉強できるかな?」と考えるようにすると、親も子も楽しくなりそうですね。
小さな変化が、子どもにとって大きな学びの喜びにつながるはずです!
ぜひ試してみて下さいね。