マーガレットコラム

英検は大学受験に有利?英検は役に立たない?

公開:2024.11.27

皆様こんにちは。

 

千葉県の英会話スクール兼英語塾 マーガレット外語学院です。

 

 

今回は、お子さんの大学受験について考え始めている方に向けたコラムです。

 

英検が大学入試でどれほど役立つのか、わかりやすくお話しします。

 

まず、結論から言うと、英検は大学入試で非常に有利になる可能性が高いです。

 

具体的にどう有利なのか、見ていきましょう。

 

 

大学入試でのメリット

 

近年、社会で英語力がますます必要とされるようになっているため、大学入試においても、一度の入試だけで英語力を判断するのではなく、英検などの資格試験を重視する大学が増えてきています。

 

 

英検を持っていると、大学入試で3つの大きなメリットがあります。

 

  1. 1.出願資格として認められる

 

  1. 2.試験の点数に加点される

 

  1. 3.英語の試験が免除される

 

 

 

早稲田大学

 

 

例えば、早稲田大学国際教養学部では、英検取得者に対して入試で有利な措置が設けられています。

 

1.英語4技能テスト利用方式:

 

  1.  国際教養学部では、一般入試において英語4技能テストのスコアに応じて加点が行われます。

 

  1. 2.加点システム:
  2.  
    •  英検1級合格:20点加点
  3.  
    •  英検準1級合格:14点加点
  4.  
    •  英検2級合格:7点加点
  5.  
    •  英検準2級以下合格:0点加点(出願は可能)
  6.  
  7.  
      • 国際教養学部では英検の合格級のみが評価され、CSEスコアは問われません。
    •  
      • 英検1級合格者は20点加点、準1級は14点加点、2級は7点加点されますので入試の総得点に大きな影響を与えると言えます。
  8. 英検で高い級を取得することで、入試を有利に進められる可能性が高まります。

 

  1. 早稲田大学国際教養学部を目指すのであれば、高校1〜2年生のうちに英検2級以上を取得しておくことがお勧めです。

 

 

このように、早稲田大学国際教養学部の入試では英検取得者に対して優遇措置が設けられており、英検の取得が重要な要素となっています。
 

慶應義塾大学

 

 

慶應義塾大学文学部では、英検のスコア提出で英語試験が免除される方式があります。

具体的には、以下を満たすことが条件です。
  1. 1.英検の CSE 総合スコアが 2500 点以上

 

  1. 2.2023年1月1日から2024年12月31日の間に受験したもの

 

  1. 3.一般選抜の出願期間中にスコアを提出できること

 

注目すべきは、受験した級や合否は問われないことです。

つまり、準1級でも、高得点を取れば利用できることになります。
この方式を選んだ場合、英検の得点が「外国語」の得点に換算されることになります。
さらに、試験当日は第2時限からの受験となるので、朝一の試験がなくなるメリットもあります!

 

 

 

京都大学

 

 

京都大学 農学部 食品生物科学科の特色入試では、英検などの外部資格で出願できる基準があります。

英検の場合は、準1級以上を持っていると出願することが出来るようになります。
 

法政大学

 

 

法政大学のグローバル教養学部では、出願時に英語外部試験のスコアを満たしている必要があります。
準1級以上の資格を持っていることが出願条件の一つとなります。
入試では、英検1級、準1級(CSE2.0スコア2350点以上)が英語の得点換算に利用されます。
例えば、英検1級を取得している場合、200点に換算され、準1級で基準を満たす場合は175点に換算されます​。
英語力を重視する学部ならではの制度ですね。

 

 

立命館大学

 

 

立命館大学国際関係学部では、下記の通りとなっています。

 

  1. IR方式(英語資格試験利用型):

  2.  

    • 英語外部資格試験を活用した方式で、出願には英検の場合は2級以上が求められます。
  3.  
    • 大学の独自試験と英検スコアの換算得点を合計して合否判定が行われます。

 

 

 

 

  1. 共通テスト方式での特例措置:

  2.  

    • 英検準1級以上を取得している場合、大学入学共通テストの英語を満点に換算して合否判定が行われます。

 

 

 

 

このように、立命館大学国際関係学部においては、英検はIR方式の出願要件を満たすため、または共通テスト方式で有利に働く特例措置として利用されます。

 

 

 

その他の大学

 

その他の大学(中央大学、明治学院大学、関西学院大学など)で英検が出願資格になっていたり、英語試験が免除されたりします。

 

是非、大学HPから入試要項を調べてみて下さい。

 

 

気を付けて!

 

このように、多くの大学で英検が重要視されています。
 
ただし、注意点もあります。
 
大学によって求める級やスコアが異なりますし、取得してから何年以内なら有効、といった条件もあります。
 
例えば、早稲田大学国際教養学科の2025年度入試では、 2022年度第3回以降に受験したもののみが有効とされています。
 
そのため、お子さんが志望校を決める頃になったら、その大学の最新の入試要項をしっかりチェックすることが大切です。
 
英検は単なる資格ではありません。
 
英語力を総合的に高める良い機会にもなります。
 
大学入試だけでなく、将来の留学就職にも役立つ可能性が高いのです。
 
大学受験直前に焦らなくても良いよう、早いうちから英検5級からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
 
きっと、お子さんの未来を広げる素晴らしい一歩になるはずです。
 
英検を活用して、大学受験を有利に進めましょう!
 
今は7人に1人が選ぶ「総合型選抜」について、分かりやすく書いたコラムはこちら↓
 

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