- 幕張本郷校
英検結果から見えること~分析
幕張本郷校では今回15名の生徒様が2級~5級を受検され、12名が合格(3級以上は1次合格)されました。
惜しくも合格に至らなかった3名の方はいずれも2級受検者でした。
今回は2級に焦点をあてて分析したいと思います。
2級受検者 4名
高2 Aさん 合格 英検バンド G2+3 スコア 1590 R579+L563+W448
中2 Bさん 不合格 英検バンド G2-1 スコア 1512 R493+L506+W513
中2 Cさん 不合格 英検バンド G2-1 スコア 1512 R478+L478+W556
小3 Dさん 不合格 英検バンド G2-3 スコア 1454 R498+L478+W478
読解問題で一番スコアの高かったAさんは38問中33問正解で正答率は約87%、スコア579点です。
一番スコアの低かったCさんは16問正解で正答率は42%、スコアは478点です。
33問正解したAさんと16問正解したCさんの差は101点です。
リスニング問題で一番スコアの高かったAさんは30問中24問正解で正答率は80%、スコアは563点です。
また一番スコアの低かったCさんDさんは13問正解で正答率は約43%、スコアは478点です。
正答率にこれだけ差があるにもかかわらず点差は85点です。
ライティング問題は「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つの観点からそれぞれ4段階(1~4)で評価されます。
合計16点満点です。
一番スコアの高かったCさんは4つの観点ですべて「3」でした。スコアは556点です。
一番低かったAさんは1つの観点で「3」、残り3つは「2」の評価でスコアは448点でした。
点差は108点です。
2級は1950点満点中1520点が合格ラインです。
ここから見えてくることは合格するためには「ライティング攻略がいかに大事か」ということです。
何となくわかっていたことが実際のスコアを見比べるとより鮮明に見えてきます。
試験の時、「始め」の合図とともにライティング問題から解き始める受検生を何人も見ることがありますが、配点の重みをよく理解しているゆえでしょう。
4つの観点でそれぞれ「3」以上取れれば合格は近いです。
内容:聞かれている内容に沿った答えか、またその答えの理由を具体的に述べているか
構成:内容を理解しやすいような段落構成になっているか(1 自分の意見、2 理由①、3 理由②、4 まとめ)
語彙:2級にふさわしい英単語をスペルミスなくかけているか
文法:文法的なミスはないか、主語を変えて文に変化を付けるなど工夫されているか
問題に提示されている条件(語数、質問に合った内容、枠外は採点されない等)を満たし、読み手にわかりやすく書くことが評価を上げる最大のポイントです。