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英検のライティング問題はどう変わった?3級・準2級・2級の英作文で合格点を取るコツと採点のポイント

公開:2024.06.19

皆様こんにちは。千葉県の英会話スクール兼英語塾のマーガレット外語学院です

ご存じの方も多いかもしれませんが、2024年度より英検のライティング(英作文)問題が変わりました

 

・変更のポイント(実際にどのように変更になっていたのか?)

・回答のコツ(どのように書けばよいのか?)

・採点のポイント(どこを見られているのか?)

 

について、3級・準2級・2級の順に、当学院講師のゆうと先生が解説します。

 

3級ライティング問題

 

3級の変更のポイントは、

①ライティング問題が1問→2問に増加

②Eメール問題が追加

の2点です。

 

Eメール問題の方を見てみましょう。

 

「外国人の友達(James)から受け取ったEメールを読み、それに対する返信メールを英文で書きなさい」という問題です。

 

Jamesからの2つの質問には下線が引かれています。

 

 

このEメールに対する返信メールを書くという問題です。

 

下の□の中に入れる内容を自分で考え、15~25語の英文にします。

 

 

 

英検協会の模範解答は、こちらです。

 

 

 

 

 

ゆうと先生が、3級ライティング問題回答のコツをお教えします。

 

 

間違えやすい例としては、過去形で聞かれているのに現在形で答えてしまうことです。

 

How many pictures did you see? と過去形で聞かれたら・・・?

 

 

I saw two pictures. 

I see two pictures. ×

 

 

過去形(did)で聞かれていたら、必ず過去形で答えましょう。

まずは何形で聞かれているかを確認しましょう。

 

また、質問に答えるだけですと、語数が足りません。

感想も書きましょう。

 

例えば、

I really enjoyed it. (楽しかったです。) 

It was hard but fun. (難しかったが楽しかったです)

などです。

 

定型文を覚えてしまうと楽です。

 

準2級ライティング問題

 

準2級の変更のポイントは、

①ライティング問題が1問→2問に増加

②Eメール問題が追加

の2点です。

 

変更点は3級と同じです。

 

こちらもEメール問題の方を見てみましょう。

 

「外国人の友達(Alex)からの質問が書かれたEメールを読み、その質問に分かりやすく答える返信メールを英文で書きなさい」という問題です。

 

 

 

 

AlexのEメール文中のある単語に下線が引かれています。

 

その単語について、あなたが特徴を理解するために、具体的な質問を2つ返信メールに加える必要があります。

 

下の□の中に入れる内容を自分で考え、40~50語の英文にします。

 

 

英検協会の模範解答は、こちらです。

 

 

 

ゆうと先生が、準2級ライティング問題回答のコツをお教えします。

 

 

まずEメールを書くときは、下線部に対して感想を言いましょう。

 

例えばlibraryに対してだったら、

You went to a library? That sounds good. (図書館に行ったの?いいね。) や、

I love going to the library. (図書館に行くのが好き。)

などです。

 

その後に2つの質問を考えます。

 

おすすめは

WH疑問文(What, When, Where, Who, Which , How many, What time, How much)

です。

 

 

 

最後の質問に関しては、1つ理由が言えればOKです。

 

常に理由を考える練習をしてみましょう。

例えば、「ロボット掃除機の需要が増えると思いますか?」に対して、

「はい、そう思います。なぜなら働いている人にとってロボットは時間の節約になるからです。」

などです。

 

まずは日本語で考えてから英語にしてみるようにしましょう。

 

2級ライティング問題

 

2級の変更のポイントは、

①ライティング問題が1問→2問に増加

②要約問題が追加

の2点です。

 

要約問題の方を見てみましょう。

 

英文を読んで、その内容を英語で要約するという問題です。

 

英文はこちらです。

 

 

要約は45~55語で書きます。

 

英検協会の模範解答はこちらです。

 

 

 

ゆうと先生が、2級ライティング問題回答のコツをお教えします。

 

要約で大事なポイントは、大きく3つあります。

 

1.それぞれの段落ごとにまとめる

 

例えば上の例文では、

第1段落はオンラインレッスンのことを説明しています。

そのため、オンラインレッスンを受ける生徒もいることを中心に書きます。

 

2段落目は、オンラインレッスンの利点です。

キーワードを見つけましょう。

ここでは「通学時間が節約できる」「録画されたレッスンを何度も見ることで理解度が上がる」とありました。

 

3段落目は問題点について述べられています。

 

 

  • 2.抽象的にする

例 15歳から20歳の人々→若者

   授業料、家計の問題→様々な問題

 

 

 

3.言い換えをする 

例 face-to-face → in personやdirectly

         Also→In addition

 

 

 

3級・準2級ライティング問題 採点のポイント

 

ポイント1:内容
課題で求められている内容(自分の考えとそれに沿った理由2つ)が含まれているかどうか

 

自分の考えとその理由2つを明確に書きましょう。
理由には説明を加えてより説得力があるものにしましょう。
例えば理由を書く際に、単純に「好きだから」や「楽しいから」だけでなく、どういう点が好きなのか、また楽しいことの具体的な例や説明なども書きましょう。

 

 

ポイント2:構成
英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか

 

接続詞などを効果的に使って、英文全体の構成をより分かりやすくするようにして、自分の考えとその理由を伝えるようにしましょう。
自分の考えや理由と関係のない情報を書くと、英文の流れが分かりにくくなりますので、気を付けましょう。

 

 

ポイント3:語彙
課題に相応しい語彙を正しく使えているか

 

正しいスペルや意味で使われているかを考えながら、自分の考えとその理由を十分伝えるようにしましょう。
英語以外の単語を使う場合は、その単語を知らない人でも理解できるように、説明を添えましょう。

 

 

ポイント4:文法
文法的に正しい英文が書けているかどうか

 

正しい文法を使用して、自分の考えとその理由をよりわかりやすく効果的に伝えられるようにしましょう。

 

 

 

 

 

2級ライティング問題 採点のポイント

ポイント1:内容
課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか

 

自分の意見を伝えるには、様々な視点から考え、具体的な理由や説明を付け加えることが大切です。
たとえば、「安いから」と言うだけでなく、その結果としてコスト削減がどう社会全体にプラスになるかを書きましょう。
また「便利だから」と言うだけでなく、実際にどう便利なのか、など人々の日常生活への具体的な影響を考えることが重要です。

 

 

ポイント2:構成
英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか

 

情報を効果的に伝えるために、意見とその理由を論理的に書きましょう。
また英文全体の構成を分かりやすくするために、接続詞などを使うことが重要です。

 

 

ポイント3:語彙
課題にふさわしい語彙を正しく使えているか

 

自分の意見とその根拠を分かりやすく伝えるために、文脈に応じて様々な語彙や表現を適切に使うようにしましょう。
同じ言葉や表現の繰り返しを避けることも大切です。

 

 

ポイント4:文法
文の構造にバリエーションがあるか。また、それらを正しく使えているか

 

同じような形の文の繰り返しにならないように、色々な文のパターンを使うようにして、自分の意見とその理由をより効果的に伝えられるようにしましょう。

 

 

 

 

減点されるのはどんな回答?

 

では、どういう回答をすると減点されるのでしょうか。

 

 

減点ポイントその1:QUESTIONに答えていない
QUESTIONの答えになっていない場合や、全く関係のない事柄について書かれている場合は、0点と採点されることがあります。

 

減点ポイントその2:意見と矛盾する理由や説明がある
自分が述べた意見に矛盾する内容の理由や説明を書かないようにしましょう。
QUESTIONに対して”Yes”と解答したなら、”Yes”である理由や説明だけを書くようにしましょう。

 

減点ポイントその3:英語ではない単語を使っている
英語以外の単語を使う必要がある場合は、その言語を理解できない人にも分かるように説明を加えましょう。
例えば、sado(茶道)やkyudo(弓道)という日本語の単語を入れたい場合は、その単語の説明が書かれていないと減点されます。

 

減点ポイントその4:個人の経験のみ答えている
個人の身近な出来事や経験のみを使って理由や説明を書いた場合は、説得力に欠けると判断され減点対象となることがあります。

 

減点ポイントその5:理由に対する説明や補足がない
理由を書く際は具体的な例や説明を付け加えてより説得力のあるものにしましょう。

 

減点ポイントその6:関係の無い内容が含まれている
QUESTIONで聞かれている内容と関係の無いことや他の部分と矛盾することを書かないようにしましょう。

QUESTIONで聞かれている内容と関係のないことを書くと、論理に一貫性がないと判断され、【構成】の観点で減点されることがあります。

 

 

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是非こちらのコラムもご覧下さい。

英検は大学受験で役に立たない?大学受験で英検2級・準1級を活用する秘策とは?

 

 

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